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シドニー出張メモ - 現地で PCR 検査

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オーストラリアへ行くだけであればワクチン接種済ということで問題なく入国できます。問題は日本に帰国するための手続きです。MySOS に登録する手順は次回まとめて紹介をしますが、その登録に必要となる PCR 検査の陰性証明書の入手に関してまとめていきます。

最初に反省

ここは完全にミスしてました。Web を見ると帰国便が決まっていればその段階でオンラインで申し込みをしてくださいとなっています。私は現地に行ってから申し込みをすればいいや、どうせ 72 時間前だから水曜日にやればいいんでしょ?と思ってました。今回の出張、3泊だけなのですが、検査して翌日にはわかるでしょ?という感じではなさそうで、反省です。

PCR 検査

日本に入国に際して、検査証明書が必要となります。入国の 72 時間前に証明書を発行して到着の予定時刻の6時間前までに申請が必要となります。木曜日の夜の便でシドニーを出発、金曜日の朝に到着と考えた場合、72 時間前ということは火曜日の朝から PCR 検査を実施して、その情報を登録するという形になります。この証明書がない限り、日本行きの飛行機に乗ることができません。

このページの上の方に豪州国内で、検査証明書が取得可能な検査機関は、こちらをご参照ください。 という文章があり、リンク先で PCR 検査をすることができます。

空港での検査もありますが、こういうのは早めに終わらせておくのが吉ということもあり、Town Hall Clinic に電話で予約してみました。

手配について

月曜日に到着後、ホテルについて Web サイトに記載している電話番号に電話してみました。日本語での対応もしますって感じになっているので安心です。医療系とか英語で言われても正直無理です、、、

そこで言われたのが「木曜日帰国だと全然時間がありませんね」と。手続きとしてオンラインでの本人確認、PCR 検査を受けてその結果を日本が定める形で記載して渡して、というのをやらないといけないわけです。検査をしたらサクッと出てくるものだと思ったら別物でした。すみません、ギリギリ申し込みとなりまして。

月曜日の11時ごろにホテルにチェックイン、すぐに電話をして以下のものを求められました。

1: パスポートの写真ページの添付 2: 携帯の電話番号 ・機種 (iPhone ) 3: ビデオ診療使用アプリ(iPhone なので FaceTime ) 4: 現在お住まいの地域及びご出発72時間前にご滞在予定の地域(ホテル) 5: オーストラリアご出国日、ご出国時刻、ご出国の都市名、航空会社(木曜日に帰る)

メールを送ってすぐにもう一度電話をすると、ワクチン接種済のスケジュールがない、と。そんなの書いてないやん、って思いながら口頭で言ったらそれで OK でした(改めて送ろうとしたら、日付がわかればいいと、、、)

それでは次のステップはメールします、とのことで一度手続きは終わり。

13時前に改めて電話がかかってきます。何か足りないものがあったっけ?と思いながら電話を出ると、今日の2時~3時の間に医者とのオンラインでの問診を実施します、ということでした。ということでホテルに戻って FaceTime ミーティングまで待機です。

しばらくすると電話がかかってきました。さっきまでずっと日本人が担当していたのですが、突然の英語です。かかってきた電話ですぐに FaceTime にしていいか?って聞かれるので OK (最初 FaceTime が聞き取れず、、聞き取れたらそれか、みたいな)、切り替えたら顔の確認、誕生日の確認、フライトの確認となりました。パスポートに記載されている内容の本人かどうかがわかれば良いだけっぽかったです。

そして後でメール送るので、明日支払いと水曜日にテストを受けてという感じでよろしく、という風に言われておしまい。さくっと切られました。

そうなのかと思ってたら夕方に電話がかかってきて、明日(火曜日)に検査を受けることになるので支払いはこれから、と言われるのです。説明を聞いてみると、月曜日に支払い、火曜日にテスト、その結果をもとに水曜日には陰性証明書を渡すので木曜日に帰れるよ、ということでした。ということでお支払い(電話でカード番号を言うのですが、メインカードは怖いのでサブカードを指定)、しばらくするとメールが届きます。これで手配は完了です。

検査へ Go

火曜日の朝、打ち合わせは 9:30 からなのでそれまでに終わらせたいので言われた時間よりも早く現地入りしました。別に予約している形でもなく、書類を持っている人が並んで順番に検査を受けているだけなので、早くいってよかったです。

会場は旅行で必要とされる PCR 検査のみ受け付けているということで、地元の体調が悪い人は対象外なので少し安心です(とはいえ現地の人も日本に今週末行くんだけどって係りの人に手順を聞いてましたが)。

PCR

大体1時間弱待って、検査は5分でおしまい。パスポートで本人確認、登録情報を入れて SMS はこっちでも受け取れるか?という話などを終わらせたあと、検査は鼻をグリグリするやつで完了です。

夕方には SMS で結果が出てきて陰性でした。検査前の書類の時にもドクターに結果がいくから、あなたは SMS の結果ね、と言われていたのでとりあえず何もしなくて良い形です。

MySOS のインストール

MySOS をインストールする際には、ファストトラックのサイトに記載されている QR コードから実行するのが良いです。ページの少しスクロールしたところになります。

今回は iPhone にインストールをします。

Tokyo

インストールが完了すると初期化のために幾つかの質問が出てきます。

  • 国選択 : 日本を選択
  • 利用の確認(数ページ)
Tokyo
  • アカウント登録
    • パスポート番号
    • 生年月日
    • 姓名(パスポートと同じアルファベットで入力)
Tokyo

続いてファストトラックを利用するか聞いてきます。

Tokyo

これでアプリの初期化は完了です。

検疫手続事前登録

画面はこのような形になっています。

Tokyo

検疫手続き事前登録をクリックすると、ブラウザが起動して入力画面にが表示されます。

Tokyo

まずは質問票Webを登録します。入力をするのは以下の項目です。

  • 帰国日
  • 航空便
  • 座席番号
  • 氏名(自動的に入力済)
  • 国籍
  • 性別
  • 生年月日(自動的に入力済)
  • 帰国後の所在地(自宅住所を設定)
  • 日本国外の人向けには帰国日など(私は省略)
  • 過去14日以内の滞在地(オーストラリアからの帰国なのでオーストラリアのみ入力)
  • 過去14日間の発熱してる人との接触情報
  • 過去14日間の感染者との接触情報
  • 過去14日間の発熱やせきの症状
  • 現在の体調の移動
  • 異常がある場合の症状の選択
  • 解熱剤、風邪薬、痛み止めを飲んでるか
  • メールアドレス
  • 連絡ができる電話番号
  • 緊急連絡先

上記の項目の入力が完了したあと、確認画面が表示されます。症状などの入力はもちろん「いいえ」です。体調は万全ですので。

Tokyo

続いて誓約書の回答をします。これは普通に同意して確認という形です。

Tokyo

ワクチン接種証明書をアップロードする必要があります。今回は国際線の QR コードの画面をスクリーンショットでアップロードしておきました。

Tokyo

アップロードをしたところでワクチン接種証明書に関しては確認中という形となります。

Tokyo

ここまで日本にいるうちに入力しておきました。あとは現地で陰性証明書(帰国72時間以内)を取得して登録をするという形です。

Tokyo

ちなみにワクチン接種に関しての確認が終わると、画面は黄色に変わります。

PCR

陰性証明書の登録

検査の翌日、10時過ぎに陰性証明書が PDF で届きました。早速登録しましょう。登録に関しては、陰性証明書に記載されている検査の日付と時間、検査方法を指定して、証明書を添付する形です。登録完了後の画面はこんな感じです。

PCR

アプリを開くと緑色になっています。

PCR

登録してしばらくすると、内容の確認しましたのメッセージが表示されて、無事画面は青色になりました。これを入国の時に見せる形です。

PCR

まとめ

これで無事帰国をすることができます。今回の手続きの流れをまとめておくと、

  • 事前に MySOS をインストールして陰性証明書の部分以外は埋めておく
  • 月曜日
    • 病院に陰性証明書の手配(これは帰りの便が決まっていれば連絡するので OK です、現地でギリギリの私、、、)
    • 本人確認なども含めて手続きを進める
  • 火曜日
    • 朝一に検査に行って
    • 夕方には陰性と確定
  • 水曜日
    • 朝一に月曜日に手配した病院から日本向けの PDF が届く
    • MySOS に登録
    • 1 時間後には確認が完了して画面は青に

PCR 検査、今回は直前すぎた形のようで余裕がある人は日本から先に連絡だけ入れておくといいと思います。まぁ、検査は出発の 72 時間以内の結果が必要なだけなので、相当早くやってても検査に行く日は変わらないんですけどね。