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佐渡トライアスロンにチャレンジしました

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去年からはじめたトライアスロン、これまで 2 回出たレースはオリンピックディスタンスといわれる長さで、誰もが参加できるカジュアルなレースになっています( 1.5km スイム、 40km バイク、 10km ラン)。もっとも有名なアイアンマンレースもあり、それは 3.8km スイム、バイク 180.2km 、 ラン 42.2km という過酷な競技ですが、これは一般的にロングといわれる距離で(国内では 5 箇所で開催されている)、一足飛びにそれに出るのは難しいので、その中間となるミドルのレースに出ました。

今回出たレースは、 スイム 2km 、バイク 105km 、ラン 20 km というレースで、スイムは少し短いけど、バイクがちょっと長いレースになっています。同時開催されているロングの時間が関門になるため、実はこのミドルはスイムさえ完了させればなんとかゴールできる、そういうレースになります。

というレースの紹介はここまで、記憶の限りブログに記録を残します。

実は前日入りしていたので、1 本早いジェットフォイルに変更しました。これがこのあと、不幸中の幸いになるとは思いもしませんでした(乗ったのは下の写真ではありません)。

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この後現地到着、自転車と荷物を事前にクロネコで送っていたのですが、現地に到着すると荷物が届いていない!自転車だけが届いています。ふと、この瞬間に気になって伝票の到着日指定を見てみると。。。9 月 8 日と記載されています。ありえない!実は、自転車を送るときに、自転車だけ到着日を指定しました。「9 月 5 日」と書いて金曜日につくようにしていたのです。荷物は小さいから早め届いてもいいかなと思っていて渡したら「同じ日に届くように日付指定しておきますね」とヤマトの人が気を使って言っていたのですが、まさかその日程が違うとは!!

ということで、番号を調べてみると佐渡島には荷物は届いている。電話をしてみると「午後 4 時ごろにお届けできます」といわれます。いや、その時間だと間に合わないから!配送センターはホテルから 7km ほどのところです。ということで、ジーパンでノーヘルで(荷物にヘルメットを入れてたので) 7km 突然走ることに。翌日レースなのに(笑)

がんばって自転車に乗っていきましたよ。ええ。

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このあと受付をして、自転車を預けて(翌朝バスで移動)、開会式、説明会に参加します。

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開会式ではサッカー元日本代表の名波選手のトークショーがありました。その場で、「トライアスロンはどんなスポーツだと思いますか?」と聞かれて、名波は「ドエムのスポーツですよね」と答えていました。そのときに「ここが佐渡(サド)に引っ掛けて旨いこと言ったつもりだろ!」と心の中で思ったのは内緒です。

さて話の展開は早くて翌日です。佐渡 A(ロング)に出る知人 2 名にがんばって!と言いたいがために、朝早いバスで移動です。午前 3 時 20 分のバスです。ホテルは当然こんな暗さ。バスには選手が沢山(私もですが)。

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スタート地点の近所もこんな感じです。朝ごはんはおにぎり弁当、足りなくて自転車のパートでは補給食に助けられましたよ。

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当日の天気はいい感じで、かつ波もほとんどありません。これは助かります!

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さて、先に佐渡 A ということでロングディスタンスの開始です。

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スイムは実はバトルです。この中で手足を動かしまくっている人がいるので、ぶつかりまくるのですよ。

この後、佐渡 B となる私の出るレースがスタートします。

スイム開始、私はペースが遅いので 50 分以上のエリアでスタートしたのですが、私が泳ぐよりも遅い人がちらほら。ま、しかたがないと泳いでると、横からぶつかってくる人、泳いでいると前をふさぐ人、平泳ぎを始める人(足のキックで幅取るから危険なんですが!!)と、なかなかカオス。殴られるとかぶつかられるとかは最初のブイまでは当たり前(上の全体写真のうち、真ん中より少し左が最初のブイ)、そのブイを右に曲がって 2 つ目のブイにぶつかる間も、人の流れに逆らって横に泳ぐ人がいてぶつかってくるし、上に乗ってくるし、毎度ながらスイムはバトルだ!と感じながら泳ぎました。

一番困ったのが銀色のウェットスーツの人が私の右側で泳いでいたのですが、ぶつかってくる(私は今回はそうとうまっすぐ泳いだはず)、右のほうに消えていったかと思ったら、また戻ってきて私とか私の前後の人にぶつかって、また右に消えていく。。。途中から私は彼を、銀色のウェットなので判別しやすいため、「またジュゴンがこっちに来てる!」と思いながらぶつかられないようにスピードを落としたりして調整しました。

そして今回のスイム、1 つだけ目標がありました。それは「途中休憩をしない」です。過去 2 回の新島では、途中でウェットスーツで浮くことができるので休憩をしていました。それでもまぁなんとかなるわけですが、今回は 2km を 1 時間半で泳ぐ必要があります。プールで 1 時間で泳げるようになったとはいえ、マイペースで泳げない(上記のようにバトル)ので、常に前に進むように、ゆっくりでもいいので泳ぐ、これをテーマにしていましたが、今回は泳ぎきりました。いやー、がんばった!

ということでスイム完了の時間は 50:33 で順位は 617 位でした。700 人近く出ているレースで、もっと遅いタイムになるかな?と思っていたのですがそんなことはまったくありませんでした。

続いてのバイク、このレースのために購入した GARMIN の使い方を間違えてしまい、なんとスイムのまま 5km ほど走ってしまいました。目安となる距離がわからないどころか、ありえない速度で泳いでいる記録が残ってしまうことに。これはもう、データとして使えないな。。。と思いながらがんばります。

面白いのが、バイクでの給水をどうするのだろう?と思っていたのですが、ボトルごと交換なのです。そして給水ポイントの手前で、ボトルを捨てる場所があって、ボトルを貰って、そしてまたレースに復帰します。ボトルを貰うときは減速するわけですが、止まる必要はありません。これは凄い画期的!

私は毎回、水とアクエリアスの 2 本貰うことにしました。実は最初の給水ポイントまでは自分で持ってきたボトルを使っていたのですが、それを使い続けるメリットは無いので、ポイっと捨てて貰うボトルでその後は過ごしました。給水ポイントが近づくと、水は頭からばっと被って熱中症対策、アクエリアスは大体飲みきっていました。たまに補給食を食べるために止まりましたが、基本バイクに乗り続けた形です。

なんといっても 80km を超えたところの坂が大変でした。それまでの上り下りとは違う、登り坂、一気に 140m 登ります。さぁ、ここが今回の正念場!と漫画で得た知識「回転数を上げて登る」を実践します。実際にここののぼりで 3 名ほどに抜かされましたが、 15 人抜きました。登りはみんなスピード落ちるので、回転数を上げてグイグイあがっていくと抜けるのです。まぁ、私のスイム完了時間が遅いので、メチャ早い人たちはもう居ない、というのもありますが、抜きまくります。めちゃくちゃ気持ちいい!!

無事バイク終了、バイクのタイムは 4 時間 36 分 40 秒ということで、 532 位になっています。何人かに抜かれはしましたが、順位を 85 もあげています。イヤー凄い(笑)。ちなみにトランジションは 10 分ぐらいかかっていたので(着替えたりのんびりしていた)、もう少しまじめにやったらもうちょっと順位上だったかも。。。ま、トライアスロンはゴールをするのがもっとも重要なので気になりませんが。

そしてラン、暑かった!なんせ、ほとんど影がなくてこんな感じのところを走るか、上り下りが基本なんです。走りながら「マジかよ!」と思いましたが、まぁマジでした。。。

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そして折り返し、ここの看板が大変です。私は右に戻っていいのですが、A の人はまだ遠くまで行くわけです。。。ひえー。

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今回のランは、初めてひざが痛いというのを実感しながら(バイクでちょっとがんばりすぎた)、とはいえ走りきる!というのを目標にがんばりました。なので給水のところを除いて、走りきりました。自分凄い!と思いながら走りきりましたよ!

佐渡 B の結果としては 702 名ゴールして、 604 位ということで、まぁいいんじゃないでしょうか。

実は私がゴールするときに、福地さんがバイク終了、その後ランに行きました。今からフルマラソン。。。がんばれ!と声をかけるしかありません。颯爽と走っていきましたよ。かっけー。

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最後を見届けるべく、もう着替えをして、寒くなってきたのでラーメンとか餅とか食べたりして待っていました。

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しばらくするとやってきました。はやっ!4 時間ちょっとですか!!ということで、3 人とも無事ゴールできました。というか佐渡 A ゴール、かっこいいなぁ。。。私もロングにチャレンジするぞ!と心に決めました(できれば来年)。

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今回のレース、終わってみると「もう少し長くてもいける」ということ。ただし、時間制限の関門を越えれるかどうか、これが私の課題です。スイムはもう少し練習しないといけない。バイクは今のレベルよりも少しあげたほうがいい、それ以上に、ランがもっとも強化しないといけない。

ということで、これからマラソンのシーズンが始まります。がんばろう!

多くの人の応援、そしておめでとうの言葉を貰って本当にチャレンジしてよかった。と今感じています。でも、まだまだできることはあるんです。たぶん私だけではこれは達成できず、周りの人と刺激しあったことでできたんです。本当にこれは感謝しきれません。

目指せ、マッタリアスリート!!(そんなに順位は上ではないがなぜかゴールして楽しんでいる人のことをこう定義しています)