しばらくすると大学院の研究室では電話線ながらインターネットに常時接続されました。その頃とほぼ同時に NCSA Mosaic というアプリケーションで Web ブラウザというものを勉強して、大学の共有サーバー、当時はソニーの NEWS というもので非常に高かったのですが、そこに Web サーバーをインストールしてもらいました。

この頃、いろいろな文書を見ていて Web サーバー側で cgi というのを動かすことができるということで、まだ当時は C 言語でバイナリをサーバー側で動かして結果を表示するという地味なものでしたが、その仕組みを利用してブラウザだけで計算をするものを作ったりしました。この後、これの仕組みを勉強するのにはまってしまい、サーバー側にデータベースを実装して(といっても csv ファイルを見るだけでしたが)、住所録などをつくり、情報共有の仕組みというのを修士論文にしたような気がします。HTML の構文に関する書籍も世間にはあるわけでもなく、ページをたくさんみて、ソースを表示して我流で作っていたのを記憶しています。

少しさかのぼって、研究室で使っていた Windows NT に関してはまだ世間では利用されておらず、また雑誌には Windows NT 3.51 のベータ版が添付されるというのどかな(?)時代で、まだ駆け出しのころの私には分からないものが多くてメモを作っていました。

そんな頃に Links-NT という、Windows NT に関する情報交換をしているメーリングリストを見つけました。メーリングリストって便利だなぁと思ったのもこの頃だったと思います。で、プロバイダと契約をしてホームページを立ち上げました。中身は NT の FAQ ということで、このころに原水商店という名前が誕生したことになります。当時のプロバイダは独立系で時間制限なしのベッコアメインターネットでして、現在は GMO グループのサービスになっています。

このサーバーがこれまたよく落ちる。当時は自分のホームページを持つことができるというのは画期的で、利用者は少ないもののアクセス数が増えまくるとサーバーが落ちるのです。間違いなく、ベッコアメにあったアダルトサイトが原因だったのは言うまでもありませんが。メーリングリストの中で「原水商店が消えた」とたまに出てきていたので、みんなに見てもらえてるんだなぁというのを覚えています。その後、原水商店はリムネットにお引越しをして、最終的には現在のように独自ドメインになりました。

それはちょうど9年ぐらい前のお話になります。

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