しばらく前から止まってしまっていた、楽しかった仕事シリーズで書きたかったものを TechEd 開催記念(?)として今週は毎日 1 本投稿していきます。とはいえ、実はもうほとんど書いちゃって、タイマーをかけて公開準備も完了してるんですけどね。
Microsoft.com 担当をしていた頃、当時はプログラムとしても弱かった TechNet Online / TechNet Flash も担当していたのですが、今回は TechNet Online です ( TechNet Flash 編 はすでに投稿済)。
担当をしてすぐ、本社に出張がありました。その時に呼び出しをされて突然怒られました。「なぜ日本は翻訳している文書を公開していない!」と言うのです。私は前任の人から引き継いでいる翻訳済のデータはあったのですが、特にスケジュールは決まっていないのでいつでも OK となっていました。が、本社の人が日本語のできるスタッフにチェックしてもらって、公開していない!ということで怒っていたのです。
突然怒られて、個人的には何のことかさっぱりわからないので、とりあえずスケジュールを決めて、きちんとあげていく!ということをコミットして、そしてそれをきちんとやり、その後は仲よくすることができました(笑)。コミットして、それを達成する、わかりやすいですがこれは海外の人と仕事をする上では重要です。まぁ、日本でもそうなんですけど、距離があればより一層というところでしょうか。
仲よくなれば、当然のように翻訳をしたいというものがあればリクエストをするだけでなく、公開日も互いに決めて公開したら URL を連絡をする、というプロセスを確立させました。今から考えたら、普通のことなのですが、何もわからなかったのでプロセス作成で本社も巻き込む形にできたのは、実はこの後はお願いすればやってくれるケースも多くなりましたね。
翌年は、各国の TechNet 担当が集まってのミーティングというのがあり、初めて一人で本社に出張で行きました。私としては3つ提案をしてきました。ダウンロードサービスをしてほしい(今は TechNet Direct がありますが、当時なかった)、技術情報を製品サイトから出すのが多いので、それは TechNet に統合するべきであり、それを本社がやらないと各国でも製品サイトで出てしまう(今は、技術情報は TechNet / MSDN で出るようになりました)、ライブラリのビューアーを何とかしてほしい、でした。
この仕事で学んだことですが、予算の探し方です(残念ながら、今は使えません)。当時は翻訳費用を本社が持っていたので、そこに対して結果を出せば( PV があがる、きちんとプロジェクトに参加して貢献するなど)、またタイミングよく連絡をすれば、翻訳費用を増やすことができました。というのも、予算はあるのに、他の言語が使っていなかったりした場合、いつも「欲しい、足りない、こういうことしたい」とメールしておけば、じゃ日本語で使うか。。。という感じで他の国の予算を獲得していました(予算一覧が間違って共有されたとき、ドイツ語、フランス語は半減だったのに日本語だけが増えていたのを見て、いい感じ!と思ったこともありました)。
この頃に始めたシリーズが、Hey Scripting Guy 、 Script Center でした。なぜって、ページで翻訳対象となる英語の分量が少なくて、その分たくさんのページの翻訳ができるだけでなく、中身もなかなかいいじゃないですか。そして、英語で定期的に提供されているシリーズなので、日本語でも定期的に提供したい、ということで予算と規模とニーズが合致した、そんなシリーズでした。
あと1つ、TechCenter で一番最初に立ち上げたのはどの製品かご存知ですか?答えは、 Exchange Server でした。当時は壮大なプロジェクトで、主要 5 言語で全コンテンツを同時に公開する、その為には事前の準備、そして英語のコンテンツを公開するのではなく、全言語翻訳をしてから英語も公開するというものでした。そして、時差の関係上なんと日本語が常に一番最初に公開されるという、日本的においしいプロジェクトでした(笑)。
立ち上げの日に向けて Exchange Server の製品サイトから移動をするページも調整し、TechNet サイトで提供するコンテンツもあり、ヘルプも Web で使えるように変換をして、リンクを張り直し。。。と、1か月ぐらいかけて準備を進め、そして公開日に合わせて徹夜で製品ページも合わせて 1 万ページ近く公開をしました(リダイレクトなどもあったので)。個人的にも新記録でもあり、「全部あげたから」と本社のチームに連絡をしたらびっくりしていました(笑)。
とはいえ、次の TechCenter では全部翻訳するのは予算的にも厳しい!ということで、このプロジェクトは半年ぐらいで終わりました(その後、差分は通常の翻訳枠で展開をしました)。
そして晩年は、IT Pro チームができて @youichi_mastu さんと仕事をする形になり、最終的には TechNet Flash / TechNet Online は専任の人が担当することになりました。ということで、完全に今は昔話で、プラットフォームも違うしプロセスも違うし、今は使える話がありません。
ということで、私的には本社の人と一緒に仕事をする経験を最初にした、昔のよき時代の話でした。